リーグ開幕戦は2連勝と幸先の良いスタートを切ったが、吉岡が初戦、赤尾が2戦目に負傷。吉岡の痛がり方を見ると、しばらくは無理そう、赤尾はホーム開幕には間に合うだろうと思っていたが、吉岡はシーズン絶望となり、赤尾もホーム開幕に間に合わず。渉もホーム開幕には間に合わなかった。
4月、5月の内容は開幕前のゲームで出来た事が出来ていないという印象。TRMと公式戦の違いもあるだろうし、怪我人が出た事も計算外だったのかもしれない。
展開としては、前半に物足りなさを感じるも後半に爆発。これは小澤さんが率いていた時の大半のゲームがそうだったが、ボールを回す課程で、序盤は相手も動けるのでその動きに着いて来れるわけである程度は想定内な部分もある。しかし、内容に物足りなさを感じていた。常に「もっとやれるだろう」と感じるゲーム展開が続く。
選手個々で見ると、中筋がフィット仕切れていない。序盤の得点の多くはPKであり、得意のヘディングでのゴールは後期の重工戦まで1点のみ。シンプルに頭めがけて送ってもいいように思う場面こそあったが、足下やスペースを狙ったショートパスが中心。
このやり方だと、1トップは山田か竹内の方が合いそうだったが、竹内はスランプ気味で山田は永畑の怪我に伴い、トップでの固定が出来なかった。あと、中筋の空中戦の強さは何だかんだで必要だった。アウェイの九州三菱戦も決して良い動きではなかったが、ヘディングで渉のゴールをアシストしている。困った時の拠り所になるもなるので、チーム事情を考慮しても使う機会は多かった。
この時期では多くの選手に目立ったのがパスミスの多さ。少ないタッチで繋ごうという意識は見せるも、相手の出方を見ながらのパスがなく、それで不用意に失いがちだった。例えば相手の寄せに対し、避けるようにパスをして失う場面が特に多かったが、そこで体を当てて奪われないようにしてからパスを出す、ドリブルで多少運んでからパスを出す等の選択肢があればミスは減らせたと思う。
選手起用の面では、序盤は本城の序列が低く感じた。ベンチスタートが多く、本職でない右サイドバックで起用。永岩のボランチ起用等、小澤色は随所に感じる。
本城は5月のKSL以降はセンターバックに戻り、右サイドバックには永岩をテスト。吉岡の怪我に伴い、サイドバックは手薄になる。中盤は大庭の好アピールや飯森の復帰でやり繰りが可能だったが、DFラインのやり繰りには苦労していたように思った。
4月、5月のメンバー構成や試合内容はターンオーバーをしながらチームとしての理想形をまだ模索中、そんな感じ。正直、この段階ではリーグ優勝が出来るチームには見えなかった。
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