見間違いとは恐ろしいもんです。
今年、新たにJFLで戦う
FC大阪。
ヴォルカ鹿児島が地域決勝で戦ったのがもはや懐かしく感じるあのFC大阪ですが、今年のスローガンは「堅守猛攻」。全攻切守ではありません。堅守猛攻です。
全攻切守に見えたあなたは疲れているんです。
そうです。私は疲れています。全攻切守なわけがないのです。
そもそも、全攻切守とは悲運の名将・前田浩二氏が創った造語なのです。
全員で攻撃し、全員で切り替えて全員で守備をするという意味なのです。
「全員攻撃・全員守備とどう違うのですか?」と聞くのは野暮というもの。
ですが、ちょっと待ってください。
これ、「猛攻堅守」だったらどうでしょう?
「嗚呼、全攻切守のインスパイアか」と思われたに違いありません。いや、きっとFC大阪の中で議論が生まれたに違いありません!!
私には見えます。
今年のスローガンは「猛攻堅守」にしよう!!
と一度は決まったものの、誰かが気付いたのでしょう。
「あれ? 全攻切守に似てないか?」と。
そして後にこう続いたはずです。
「縁起が悪いから止めよう」と。
しかし、この言葉を気に入ってしまい、また決め直すのにも抵抗があった事で、妥協の案として逆にしてしまおう、「堅守猛攻」にすれば大丈夫だと。
甘い!!
甘すぎる!!
そんな事で全国に散らばる前田ニスタの目はごまかせません。
よくよく考えれば、FC大阪というクラブ、だいぶ前から関西リーグに上がってもおかしくない戦力を抱えながらも昇格を逃し続け、2013年も2014年も有力候補と言われながも2013年は地域決勝1次ラウンド敗退、昨シーズンも関西リーグの優勝は逃し、全社経由で昇格しています。
前田浩二氏といえば「やらかし癖」のある名将ですが、FC大阪も「やらかし癖」のあるチーム。
はっ!? Σ( ̄∀ ̄)
もしかしたら、とっくに前田イズムが叩き込まれていたのかもしれません!?
そうか、何でそんな事に気付かなかったのか…。
前田氏は現役時代、横浜フリューゲルス時代のイメージが強いですが、鹿屋体大を卒業後は松下電器(ガンバ大阪)へ加入し、ヴィッセル神戸でも選手・スタッフ、そしてINAC神戸にも監督として在籍していました。
また、こじ付けではありますが、関西地区から比較的近いガイナーレ鳥取でも活躍した御方。関西との縁は非常に強いのです。
FC大阪には紀氏や近藤と元ヴィッセルの選手もおり、前田イズムが浸透する要素は十二分にあります。
FC大阪が「全攻切守」をインスパイアした「堅守猛攻」をスローガンにした理由がよく分かりました。
FC大阪、大いに期待できるチームではないでしょうか。
※
前田浩二さんはマジでお勧めで出来ませんので血迷わないように!!

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