NO 全攻切守 NO LIFE

低迷中

J3第6節 ×栃木SC

昨日の栃木戦の事を少々。

▼出場メンバー
GK 31 山岡 哲也
DF 27 冨成 慎司
DF 6 田中 秀人
DF 23 水本 勝成
DF 18 関 光博
MF 5 井上 渉
MF 7 赤尾 公
MF 20 五領 淳樹
MF 17 中原 優生
→交代 68分 33 田上 裕
MF 8 永畑 祐樹
→交代 86分 4 吉井 孝輔
FW 13 山田 裕也
→交代 65分 16 川森 有真

▼SUB
GK 1 植田 峻佑
DF 28 寺田 匡史



FWを山田に代えた以外は鳥取戦と同じスタメン。サブには吉井が。

栃木SCのGK吉満大介は霧島市出身。神村学園→鹿屋体大を経て昨シーズン、栃木SCに加入した。中原優生、寺田匡史の1期先輩で主将だった。

FWの大石治寿はかつてFC刈谷に在籍していた。ヴォルカが2012年に東京全社で対戦していて2ゴールを決められた悔しい記憶がある、個人的に因縁を感じている選手。


▼試合

開始4分にパスを奪われた所からジャーン・モーゼルに裏を取られてGK山岡もかわされて流し込まれた。

栃木はこれがファーストシュート。ただ、この少し前にシュートこそ打たれなかったが、裏を突かれているシーンがあり、失点の予兆のようなものはあった。

最悪の立ち上がりだったとは思うが、その4分後には井上渉がドリブルで中へ持ち込んでからミドルを放つ等、流れを完全に持って行かれたわけではなく、その2分後には栃木のクリアミスを拾った永畑がシュート。こぼれを拾った五領シュートと、攻勢に出る。

この攻勢に出れた部分で課題となったのは、攻撃から守備へ切り替わった時の中盤の守備が弱く、高い位置でボールを奪えなかった事か。14分にはカウンターからジャーン・モーゼルへ渡りシュートを許す。

【1】 栃木は20分頃までの時間帯は、ロングボールとショートパスのメリハリが良かったように感じた。

球際で激しく寄せてチャンスは許さなかったが、例えば大石は177cmだが、ガッチリとした体格から身長以上に大きく見え、コンタクトプレーの強さがあった。ジャーン・モーゼルは182cm。
この2トップとCB陣とのマッチアップは平面はともかく、コンタクトプレーとなると、劣勢に見え、嫌な感じはしていた。

ただ、奪ってからの切り替えという部分では、個人技やポゼッションである程度高い位置まで運べていた事で、防戦一方とはならず、25分には山田からのボールを裏へ抜け出した永畑のシュートがポストを叩く決定的なシーンを作った。

30分頃は裏狙いが読まれているように感じた。GK吉満は守備範囲が広く、縦パスの精度が落ちると尽く処理された。
前線にターゲットとなれる選手がいない中では、ムービングの質を落とさず戦わないと、このままズルズルと行きかねない展開だった。

が、栃木もすぐにトーンダウンしていた。
序盤と比べてプレーのテンポが遅くなり、縦に運べないシーンも増える。

これは流れを掴むキッカケにしたかったが、ただ、栃木はリードしている。
例え攻め手がなくなってもボールを保持出来れば逃げ切れる。鹿児島の攻撃はバリエーションが少なく、質をどれだけ維持できるかが肝となっていたので、終盤までに使うカードを考えると、選択肢の少ない鹿児島にとっては現状維持は何も生み出さない。

奪いに行きたい、でも奪えない。
【2】 仮説ではあるが、序盤の栃木はロングボールとショートパスのメリハリが良く、鹿児島は中盤で良い奪い方が出来ない時間帯があった。その悪いイメージがあったので、守備に時間をかけて隙を伺うしか出来なかったのではないかと。

奪いに行ってその時に連動性を欠いたらスペースを与える。そのスペースを突かれたら---。という嫌な予感はあったのかもしれない。


ただ、この日の栃木、裏狙いをケアしていながら何度か突かれる脆さがあったので、鹿児島は手詰まりにならない。

前半終了間際に五領が裏へ抜け出してシュートを放ち、アディショナルタイムには五領のクロスを中原が頭で合わせる等、シュートを打てている。


後半はより一方的となり、高い位置からのボール奪取もあり、攻勢を強めた。栃木の寄せや陣形がルーズでセカンドボールもよく拾えた。

このルーズな陣形は、浅野監督がよくやる機動力のある選手を1人増やす交代は効果的。

体格では不利なのにコンタクトプレーでも負けず、ファイティングスピリットを前面に出していた。打たされたと感じるシュートもなかった。枠に飛んだシュートの多くは置きにいっているような印象を受けたが。

高い位置でプレーする時間は多かったが、しかし、73分にクリアボールを拾った冨成のシュートを最後にシュートを打てていない。

【3】 終盤に差し掛かり、栃木は人数をかけてブロックを作り、スペースを消しにかかった。僅かなスペースに入る事が出来ても、すぐに体を寄せられてシュートが打てない状況になる。

防戦の多い栃木にとってこの状況は勝てばOKだった。1-0で良い。ならば終盤は守りを固めるのは常套手段。

【4】 鹿児島はパワープレーのターゲットになれる選手がいない為、最後まで機動力を活かしたサッカーをしないといけない。しかし、スペースはほぼ消されている。

吉井を永畑に代えて投入するのはパワープレーかと思ったが、渉を左サイドへ置いただけ配置転換だった。

バランスを取るのが巧い吉井がボランチにいる事でサイドバックが高い位置をキープできるメリットこそあったが、"守る"というやる事が明確になった栃木の守備を崩すには至らなかった。

▼J3第6節
栃木SC 1(1-0,0-0)0 鹿児島ユナイテッドFC

得点者;
【栃】 ジャーン・モーゼル(4分)

期日: 2016年4月24日(日)
会場: 栃木県グリーンスタジアム
観衆: 2864人
満足度: ★★☆☆☆



たら・ればを言うのは無意味だが、この日の栃木の守備力なら前線にターゲットになれる選手がいれば違ったのかもしれない。

選択肢がパワープレーとムービングの2択という状況で最後まで戦えたら、スペースを作る事は可能だったようにも思える。

90分ざっくり見たら負けた気がしない良い内容だったと思うが、細かく時間帯を見ると、勝てなかったのは必然のようにも感じた。


【1】の部分は後に【2】へ繋がる。

栃木の終盤のプレー【3】は、選択肢の少ない鹿児島【4】の長所を消すにはベターな選択であった。

【3】に関しては確率の話。守りに入る事で鹿児島のゴールを決める確率を下げさせた。そしてゴールの確率が低くなった鹿児島は決める事が出来なかった。


試合の大半は優位に進めていたが、実はポイントは抑えられていたから勝てなかった。

なわけないか。

MOM: FW 11 ジャーン・モーゼル 栃木SC

序盤以外は脅威に感じなかったが、守備の展開が多い中で貴重な先制点を決めた。





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頭大丈夫か?
【2016/04/26 17:27】 URL | 名無しさん #- [ 編集]


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私の造語ではありますが、全員で攻撃して、全員で切り替えて、全員で守備をするという意味で、『全攻切守』という言葉を、私自身は以前から使っていました。

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