天皇杯の開催が前倒しされる事で、各都道府県で早くも予選がスタートしている。
鹿児島では、県大会の組合せが決まった。
1回戦は「社会人連盟推薦」のNIFS KANOYA FCが地区予選から勝ち上がってきた海上自衛隊鹿屋と、「1種学生連盟推薦」の鹿児島高専が同じく地区予選から勝ち上がってきたLiberty.FCと対戦する。
その勝者が2回戦を戦い、勝ったチームが4/2の準決勝で前回2位の鹿屋体大と対戦し、勝者が4/9の決勝戦で鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。
ちなみに、大隅地区予選では、NIFS 2ndが海上自衛隊鹿屋に敗れており、同じ兄弟チームのNIFS 1stが敵討ちをする構図となった。
個人的に気になるのは「神奈川」と「福岡」の2県。
まず神奈川についてだが、ここにはJ3のS.C.相模原とY.S.C.Cが在籍している。
ただ、2014年にY.S.C.Cが代表になってはいるものの、ここ2年は大学勢が神奈川県代表として出場している。
実は相模原は未だに天皇杯に出たことがない。
戦力的にはそろそろ代表の座を射止めてもおかしくはないと思うが、神奈川では専修大が東京から神奈川へ籍を移し(※)、桐蔭横浜大が1部に定着しており、大学勢が壁となって立ちはだかっている。
※専修大はキャンパスが神奈川にもあるため、籍を移すのが認められたとかなんとか。
神奈川大会の組合せは
こちら。
順当に行けば準決勝で相模原×桐蔭横浜大、専修大×Y.S.C.Cとなるが果たしてどうなるか。
そして福岡。
ギラヴァンツ北九州がJ3へ降格した事により、福岡県大会を戦わねばならなくなった。
福岡は北九州がJ2参入を決めてから、いや、それ以前から大学の天下だった。
ニューウェーブ北九州時代、08年・09年に2年続けて出場できたものの、07年までは学生相手に苦杯を舐めていた。
福岡大会はギラヴァンツ北九州はスーパーシードで決勝戦からの参加となる。
対抗馬としては福大になるのか。ただ、福大は昨シーズン、全国を逃しており、今年度の実力はどの程度なのか未知数な部分もある。
大学は強い。しかし、相模原・Y.S.C.C・北九州は、この日程はアドバンテージになると思われる。
大学リーグは4月の上旬に開幕する。ところが、今年はその時期に天皇杯予選を戦う事で日程が遅れる。
3月にはリーグ戦が開幕しているJ3やJFLと違い、リーグ戦を戦っていない状態で予選に挑む。
大学が高い壁になっている地域はこの日程は代表の座を射止めるチャンスでもある。そのチャンスをモノに出来るか注目である。
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