NO 全攻切守 NO LIFE

低迷中

NIFS KANOYA FC×鹿屋体育大学 【鹿児島県サッカー選手権】

天皇杯の予選を兼ねた鹿児島県サッカー選手権の準決勝。

対戦カードはNIFS KANOYA FCと鹿屋体育大学。NIFSは鹿屋体大のサテライトに当たるので、兄弟対決だ。

この大会の準決勝で兄弟対決は3年連続。

昨年は総理大臣杯との兼ね合いで日程と会場が代わったが、今回は予定通りに県立サカ・ラグ場で開催された。

■NIFS KANOYA FC
▼出場メンバー
GK 21 安井 聡志 4年 愛知/NIFS 2nd
DF 5 深澤 大乃進 3年 筑前/NIFS 2nd※
DF 2 武田 伊織 2年 桐生第一/NIFS 2nd※
DF 13 杉原 紳 4年 伊万里/NIFS 2nd
DF 26 大重 伊於理 3年 指宿/NIFS 2nd
DF 31 安部 悠平 2年 八幡/NIFS 2nd※
MF 9 田口 徹 4年 宮崎西/NIFS 2nd
→交代 90+2分 11 竹田 怜央 3年 浜松南/NIFS 2nd※
MF 25 森永 浩嗣 4年 一条/NIFS 2nd
MF 27 倉本 龍吾 3年 大津/1年時TOP
MF 18 藤井 健人 3年 岡山龍谷
FW 30 橋本 真太郎 2年 沖永良部

▼SUB
GK 40 近藤 慶一 4年 甲府東/NIFS 2nd
DF 4 中上 拓海 2年 第一学院/NIFS 2nd※
FW 10 齋藤 遼太 4年 川和
MF 23 大山 海斗 3年 筑紫/NIFS 2nd※
※は昨シーズン、NIFS 2ndに登録されていたメンバー




トップ昇格、卒業、新1年生の登録が間に合わない等、少ない登録メンバーで遣り繰りをしている。

昨年のこの大会では35名登録されていたが、今回は19名のみとなった。

■鹿屋体育大学
▼出場メンバー
GK 1 伊東 倖希 3年 FC東京U-18
DF 2 綿引 康 2年 前橋育英
DF 30 濱口 功聖 1年 アビスパ福岡U-18
→交代 75分 16 奥田 雄大 2年 徳島市立
DF 4 奥村 泰地 3年 鹿児島実業
DF 13 福森 勇太 3年 山梨学院大付属
MF 21 渡邊 宥也 3年 今治東中等教育学校
→交代 67分 9 餅山 大輝 2年 東福岡
MF 6 角野 光志朗 3年 履正社
MF 8 樋口 雄太 3年 サガン鳥栖U-18
FW 18 小畑 亮■55分 4年 日田
FW 11 向高 怜 4年 鹿児島城西
FW 7 片井 巧 4年 藤枝東
→交代 67分 10 松田 天馬 4年 東福岡

▼SUB
GK 12 平田 晧太郎 2年 新宮
DF 5 最上川 祐輝 4年 アビスパ福岡U-18
MF 19 西村 光明 2年 履正社
MF 20 澤居 道 3年 名古屋グランパスU18
MF 23 仙波 柊人 2年 鹿児島実業/NIFS
FW 15 森川 和命 3年 ロアッソ熊本ユース




松田天馬がベンチスタート。
CBに新1年生の濱口を起用。これは早くもレギュラーに定着した故の起用なのか、レギュラーは別にいてテストなのか。

今年は4-3-3がベースのようだ。藤枝とTRMした時もこの布陣だった。

▼試合

NIFSは「3バックで守備時に5バックになる」ではなく、本当に5バック。

中盤も横並びで5-4-1の3ラインシステム。

1トップの30橋本を残して10人で守る。

ボールポゼッションはトップ。

10人で守るNIFSにボールは支配するがスペースがないので、後方でボールを動かせてもアタッキングサードに入ると人数に負けて崩すことが出来ない。


ゴールに近い所までボールを運ぶと多くの場面でダブルマークに合い打開できずにいた。

パスで打開できないと見るや、トップはバックラインの裏を狙っていたが、NIFSのラインは深く、縦パスはGKの守備範囲に。

これまで見たトップはロングボールも有効に使い、セカンドボール奪取率を高めてショートカウンターに持って行けてるのだが、今回はセカンドボールを拾えてもスペースがないのでショートカウンターが出来ない。

右サイドはウィングの18小畑が中へ絞るが、そこにスペースが生まれないので右SBの2綿引は上がれず、低い位置でパスを散らす事しか出来ない。

一方で一筋の光明が見えたのが左サイド。

中盤の3人、21渡邊・6角野・8樋口の3センターハーフが目まぐるしく動き、左SBの13福森との連携で深い位置を抉る事が出来ていた。





しかし、ゴール前は常に数的不利。

普段なら完全に崩せていたが、NIFS守備陣は人数でゴール前に蓋をする。

中盤は連動性のある動きを見せるが、しかし、前線は運動量が少なめ。


ウィングがボールを保持してもそこからカットインが出来ない。出し入れも少ない。

一方のNIFSだが、守備は集中出来ていたが、ほぼハーフコートサッカーで自陣でのプレーが多い。

マイボールになってもクリアが精いっぱい。



NIFSの1トップを務めた30橋本はガッチリとした体格で、蹴るだけになる攻撃を想定してターゲットとして期待していた可能性があるが、サポートが云々でなく、そこにボールが来なかった。

NIFSは前半ノーチャンス。

トップは39分に、左からのクロスのこぼれを6角野がシュート。これがポストに嫌われる。

前半はスコアレス。

後半、トップは動くかと思ったが動かず。

50分、18小畑のスルーパスに反応した21渡邊のシュートは僅かに枠を外れる。

いきなりビッグチャンスを作ったので、トップが本領発揮するかと思われたが、試合が動いたのはNIFS。

55分、左サイドから攻撃。

25森永が左サイドで受け、ドリブルで仕掛ける。

これをトップの18小畑がエリア内で倒してしまい、PKとなる。



最初の攻撃らしい攻撃でPKを得たNIFSはこれを森永が自ら決めて先制する。

※先制のPK奪取&ゴールの森永。


この失点を受け、トップは動くかと思われたがまだ動かない。

ただ、攻撃のギアは上がる。

58分に13福森がオーバーラップから中へ切り込みシュート。63分には11向高の落としを8樋口がシュート。

2回シュートで終わる攻撃を見せた。

しかし、その直後にNIFSがカウンター。

2対2の状況で18藤井がドリブルで運び、30橋本がディフェンスラインの間に入り、そこにパスが通った。

30橋本がGKと1対1の状況になり、しっかりと決めた。会場騒然。

ここでトップはようやく動く。

9餅山大輝、10松田天馬を投入。

9餅山がセンターフォワードに入り、向高が左ウィングに入る。


※キャプテンマークを巻く松田天馬。全日本大学選抜でも10番を背負う注目の選手だ。


70分、トップは1点返す。

フリーキックをファーサイドで合わせた30濱口が決める。

この失点で流れは変わるかと思ったが、変わらなかった。

ギアを上げて攻め込むトップに対し、NIFSはカウンターで応戦出来るようになった。

トップの右SB・2綿引が果敢に攻めあがるようになり、その後方に出来たスペースを18藤井が狙う。


2点目のカウンターの起点になった18藤井は後半になってから積極性が増した。

エースの10松田天馬、ターゲットマンの9餅山を投入したが、この交代は結果として失敗だった。

縦横無尽に動いて起点を作ってた3人の中盤が、6角野がアンカーに固定され、8樋口、10松田が高い位置で張ってしまった。

この結果、中盤の連動性が消え、リードをしてよりコンパクトになったNIFSのブロックに加えてトップの攻撃陣が入り混じって窮屈になり、攻撃陣の個性を消す形となる。

10松田も効果的な受け方が出来ず、前線にいるだけな場面が目立つ。



また、左ウィングへポジションを移した11向高は左サイドでボールを受ける機会こそ増えるが、サイドに張り付いてしまい、カットインも出来ず、SBとの連携もうまく出来ない。

一旦下げて中へ放り込む事しか出来ない。

CBの4奥村も上げてパワープレーをするが、GK安井を中心に懸命に弾き返す。

アディショナルタイムの92分、左サイドからのボールを中で落とし、4奥村の決定的なシュートシーンを作るが、GK安井のファインセーブで阻む。

NIFSのMF陣は終始、DFラインとの距離間をコンパクトにし、そして人数をかけて守り勝った。

■鹿児島県サッカー選手権準決勝
NIFS KANOYA FC 2 (0-0,2-1) 1 鹿屋体育大学

▼得点者;
【N】 森永浩嗣(56分@PK)、橋本真太郎(64分)
【鹿】 濱口功聖(70分)

日時: 2017年4月2日(日)
会場: 県立サッカー・ラグビー場Aコート
満足度: ★★★★★



試合中、ちょっとしたハプニングがあった。

トップの30濱口のユニフォームは別の背番号のもので、本来の背番号を隠してテープで30と貼って出ていた。

それが試合中に剥がれ、着け直す為に一度ピッチから出る。

貼りなおして戻るも、また剥がれてしまい、結果として交代となった。

鹿屋体大のトップは昨シーズンからユニフォームをリニューアルし、1・12・17・30はGKの番号で、フィールドプレーヤー用の30はない。

しかし、30番で登録していたので別のユニフォームにテープで貼って試合に出たのだが、リーグ戦ではGKとフィールドプレーヤーの番号を把握して出てくださいね。

MOM: GK 21 安井 聡志 NIFS KANOYA FC



先制となるPK奪取&ゴールの25森永、2点目のカウンターの起点になった18藤井の活躍も素晴らしかったが、1失点したとはいえ、多くの時間を守りに奔走し強いプレッシャーを受けた中で同点・逆転を許さないセーブを見せた点を評価したい。















天皇杯に関しては以前、こんな事を書いた。

これまでは4月の第1土・日に大学リーグは開幕していたが、天皇杯の開催前倒しで大学リーグの開幕が再来週へずれた。

3月にリーグ戦を戦って予選に挑めるJ3・JFLに対し、大学勢はこの大会が新シーズン初の公式戦となる。

九州社会人リーグも再来週開幕だが、この大会3戦目のNIFSに対し、トップはこの試合がシーズン最初の公式戦だった。

トップのGK伊東、6角野、21渡邊は昨シーズンは試合に絡めていない。

サブもNIFSからの昇格組やトップにいたが試合に絡めなかったメンバーがメインとなり、例年と比べ層が薄い。

5枚ある交代枠を全て使わなかった辺りに層の薄さ、チームとしてまだ未完成という印象を受けた。

ちなみにNIFSの交代が終盤の1枚だけなのは、交代をする事で試合の均衡が悪い方向に崩れる事を懸念してだと思われる。

いや、しかし凄いものを観た。



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