NO 全攻切守 NO LIFE

低迷中

あれはポジショナルプレーだったのか?

土曜日に観た鹿大×熊大の試合にて。

後半、熊大のハーフウェイライン付近でのフリーキックの際、高いポジションを取ろうとしたボランチへ向け、熊大のベンチからは
「上がるな、セカンド(ボール)がどうなるかまだ分からんだろ」
という指示が飛んだ。

この時、ふと思った。

熊大の選手はポジションチェンジがあまりない。

熊大は3-4-3システムだったが、例えば両サイドが流れに応じて左右入れ替わったり、トップとウィングがポジションチェンジをしたりというシーンは少なく、基本、そのポジションから大きく動かない。

しかし、それが流れを停滞させる事はない。

「ポジショナルプレー」というフレーズが頭の中に出てきた。

ポジショナルプレーの原則としては、「優位性を保てる状態でボールを受けるプレー」であり、その中で

(1)量的優位性=数的優位を生み出すポジション
(2)質的優位性=マッチアップする相手に対し、能力で上回る事
(3)位置的優位性=DFの間や死角等で貰うプレーの事。

の3つの優位性がある。

それを生み出せるポジショニングを取る事がポジショナルプレーの原則となる。
※参考:https://www.footballista.jp/column/38739

さて、この3つの原則を熊大に当てはめてみると、特徴的だった2つのパターンがある。

※一応直線のつもりはパス、波線のつもりのやつは動き出し。


これは前半によく見られたシーン。

バックラインでビルドアップをしている時に、左のセンターバック(CB)だった井手敏喜はワイドに広がる。

そこで左ウィングバック(WB)だった四俣力が高い位置へ押し上げる。

左サイドへボールを送り、井手が縦パスを送ると、四俣は前方のスペースに走り込み、左ウィングの松村大輔は中へ走り込み、前線の攻撃に厚みを加える。

鹿大の4-4-2システムから生まれるギャップを突き、数的優位を作っていた。

後半によく見られたシーンが下の図。

※上の図と同じで直線もどきはパスで波線もどきは動き出し。右サイドの太い矢印も動き出し。


ポジティブトランジョンの際、サイドに広がっていた右ウィングの石川昂央に預け、マークがいればタメを作って右WBの近藤匠が上がるのを待つ。そこへ展開してサイドを抉る。

石川が個人で仕掛けられる状況になれば中へカットインからCFの10白石との連携を作り、その間に左サイドも押し上がる。

鹿大のサイドバック(SB)は熊大のサイド2人を1人で対応する状況を強いられ、鹿大の守備が数的不利になっていた。

攻撃に関してはかなりアグレッシブだったが、この要因もボランチがあまり上がらずにバランスを取っている事とも無関係ではないだろう。

鹿大はバックラインでビルドアップの際は、両CBがワイドになり、その間にセンターハーフの山本雄大が下がって受け、大きく展開するが、熊大の両WBがしっかりと引いて鹿大の数的不利を誘った。

以上の事から、上記の

(1)量的優位性=数的優位を生み出すポジション
(2)質的優位性=マッチアップする相手に対し、能力で上回る事
(3)位置的優位性=DFの間や死角等で貰うプレーの事。

が熊大のサッカーに当てはまり、熊大のサッカーはポジショナルプレーに該当すると思われる。

熊大は現在、九州2部の5位ではあるため、90分の中で流れが悪い時間もあったので、精度はまだまだな所はあるが、やっているサッカーの質は高い。

また見聞が広がって有意義な時間だった。



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知ったかぶるな。痛い。
【2017/11/07 00:27】 URL | ユナイテッド関東 #- [ 編集]


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私の造語ではありますが、全員で攻撃して、全員で切り替えて、全員で守備をするという意味で、『全攻切守』という言葉を、私自身は以前から使っていました。

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