14日(土)、宮崎は綾町にて九州大学1部リーグを観戦。
今回は宮崎産業経営大学と長崎総合科学大学との一戦。長崎総科大は今シーズン1部に昇格してきた。
■宮崎産業経営大学
GK 1 濱崎 惇之介 3年 神村学園
DF 12 平野 雄大 2年 鵬翔
DF 3 豊里 浩希 4年 北谷
DF 4 峯 智士 4年 神村学園
DF 5 鈴木 健 3年 日章学園
MF 8 前田 椋介 3年 宮崎日大
→交代 86分 20 小西 恵介 2年 鵬翔
MF 7 宮之原 透 4年 神村学園
→交代 73分 14 高橋 将太 4年 杉並ソシオFC U-18
MF 6 長谷川 雄志 4年 鹿児島城西
MF 10 野川 稀生 3年 松山工業
→交代 83分 11 佐藤 鳳聖 4年 鹿児島実業
FW 13 北村 知也(CAP) 4年 鵬翔
FW 9 中平 海 4年 鵬翔
→交代 69分 16 甲斐 史也 3年 鵬翔
------中平---北村------
野川-長谷川-宮之原-前田
鈴木---峯---豊里---平野
---------濱崎----------
■長崎総合科学大学
GK 12 濱田 翔平 総附
DF 29 高橋 成嘉 総附
DF 6 薬真寺 優希 大分西
DF 4 晋 玗赫 ボイン
DF 16 武富 海希 総附
→交代 35分 13 日野 友貴 総附
MF 10 福本 廉 神村学園
→交代 90分 3 池原 駿 総附
MF 14 中村 聖膺 総附
MF 20 成瀬 美喜人(CAP) 総附
MF 22 洪 準基 総附
→交代 82分 7 中居 克仁 総附
MF 27 沖野 直哉 東福岡
FW 9 中島 成斗 総附
---------中島---------
沖野---洪---成瀬--中村
---------福本---------
武富---晋--薬真寺--高橋
---------濱田---------
総科大はやはり附属高校の選手が多い。システムは4-1-4-1に見えた。
予報は弱雨だったが、前半の時間は決して弱雨などではなかった…。
▼試合
ボールは走るがピッチはスリッピーで足を取られる選手が多数。
最初のシュートは3分に総附。ミドルレンジからのシュートだったが、他の選手とかぶって誰かは分からなかった。
総附はサイドに送ってそこから中へドリブルで運び、トップとコンビネーションを使うかサイドハーフ自身が1対1で積極的に仕掛ける。
産経守備陣はスリッピーなピッチを逆手に取るようにスライデイングを多用し、攻撃をカット。
序盤はマイボールを縦に送り、サイドの裏を狙う。
左サイドの10野川の個人技、中盤の6長谷川が長短織り交ぜたパスを繰り出して攻撃のタクトを振るうが、攻撃陣は何度か足を滑らせてロストも見られた。
8分、産経はビッグチャンス。
コーナーキックのこぼれを拾い前線へ。ゴール前で受けた4峯のシュートはGKの脇を抜けて枠を捉えていたが、総科大DFがクリア。よくカバーしていた。
17分、今度は総科大。
9中島が右サイドからクロス。ファーサイドで27沖野が合わせるがGK濱崎がフロントダイビングでボールをキャッチ。
19分は産経大。
右サイド、8前田からのクロスを9中平が上手く合わせて先制。
産経大 1-0 総科大
拮抗した展開の中で産経大が貴重先制ゴールを挙げた。
32分、バイタルエリアでキープした8前田のバックパスを6長谷川がミドル。GK正面であったが、GK濱田が痛恨のファンブル。
産経大 2-0 総科大
総科大は前半のうちのメンバーを1人代えていた(※気付かなかった)
16武富→13日野友貴。
布陣がこう変わってた。
---------中島---------
沖野---洪---成瀬--日野
---------福本---------
中村---晋--薬真寺--高橋
---------濱田---------
43分、産経はまたもやビッグチャンス。
6長谷川のスルーパスに抜け出した13北村がシュート。GK濱田がファインセーブ。
45分、総科大はペナルティエリアやや外でフリーキックのチャンスを得る。
これを14中村が直接決め1点返す。
産経大 2-1 総科大
50分、産経は左サイドからのクロスを9中平が合わすが枠の外。
54分、6長谷川のクロスを13北村が合わすがこれも枠の外。
しかし、産経がポジティブトランジションが良く、良い形で後半に入る事が出来た。
58分、産経大はリズム良くボールを動かし、縦パスに抜けだした8前田のシュートで追加点を奪う。
産経大 3-1 総科大
前半終了間際に1点返された事で試合の流れにも影響するかと思われたが、産経大、見事に追加点を奪って嫌な空気を一掃した。
総科大は攻撃的MFに入っていた20成瀬がボランチに落ち、4-2-3-1にシステムを変えていた。
産経大のポジティブトランジションへの対応なのか、産経大の攻撃に対してそう成らざるを得なかったのか。
総科大もサイド攻撃からシュートで終わる攻撃を見せてはいるが、ただこの日の産経大守備陣は集中していた。
総科大が高い位置でボールを持ってもサポートが手薄な部分があったとはいえ、最後の所で身体を張った守備を見せる。
69分、産経大は最初の交代。
9中平→16甲斐史也。
そのままFWに入る。
72分は総科大。
カウンターから9中島がカットインからシュート。これはポスト。惜しかった。
73分、産経大は2人目の交代。
7宮之原→14高橋将太。そのままセンターハーフに入る。
75分、産経大は前線で13北村がパスカットから自ら持ちこみシュートを放つも、GK濱田がファインセーブ。
76分には総科大が13日野が右サイドから仕掛けてシュートを放つ。これはGK濱崎がファインセーブ。
お互いのGKが決定的なチャンスを防いだ。
78分、総科大。
右サイドからゴール前にボールを送る。GK濱崎が前に出て対応しようとするが、DFもそのボールに反応しており、連携ミスからオウンゴールを誘発。
産経大 3-2 総科大
このボールに対し、総科大の選手は誰もゴール前にいなかったので非常に勿体ない失点だと思う。
しかしその2分後、産経大は左サイド、5鈴木のクロスを13北村が飛び出したGKより先に触る。そのプレーはGKに当たってしまうのだが、こぼれを拾ってしっかりと押し込んだ。
産経大 4-2 総科大
総科大はファウルをアピールしていたようだが、多分違ったかと。
82分、総科大は2枚目の選手交代。
22洪→7中尾克仁。
7中尾は186cmの長身。そのまま攻撃的MFに入る。
83分、産経大は3枚目の選手交代。
10野川→11佐藤鳳聖。そのまま左サイドハーフに入る。
長身選手を入れた総科大だったが、特にパワープレーをする事はなく、マイボールになったら中盤の選手がドリブルで運び引き付けてからサイドへ展開する。
しかし産経大守備陣は最後まで集中を切らさない。
3豊里が常に声を絶やさず、味方を鼓舞し盛り上げ、球際で負けない。良い雰囲気を作っていた。
86分、産経大は最後の交代。
8前田→20小西恵介。
20小西は189cmあるらしい。総科大に長身選手が入ったので、その対策か。
産経大の最終布陣はこう。
---佐藤--北村--甲斐---
------高橋--長谷川----
鈴木-小西-峯-豊里-平野
---------濱崎---------
3-4-3というよりも5-2-3に近かった。
90分、総科大は10福本に代え、3池原駿を投入。足を攣ったか。
5バックにした産経大はリスクを犯さず、両サイドバックはあまり上がらない。
縦に長いボールを送って前線の運動量を使う。
守備が悪いとは思えなかったが、変な取られ方をしていたので、そこを加味したゲームプランだったのかもしれない。
九州大学リーグ1部第3節
宮崎産業経営大学 4 (2-1,2-1) 2 長崎総合科学大学
得点者;
【産経】 9中平海(19分)、6長谷川雄志(32分)、8前田椋介(58分)、13北村知也(80分)
【総科】 14中村聖膺(45+1分)、オウンゴール(78分)
日時: 2018年4月14日(土)
会場: 綾町小田爪陸上競技場
満足度: ★★★☆☆
後半、産経大はポジティブトランジションが良く、総科大サイドはその部分で守備が緩いのを何度も指摘していた。
DFラインからとはいえ、産経大は良い奪い方をして厚みのある攻撃が出来ていた。
一方で総科大もボールを奪ってからの切り替えは良かったが、攻撃時は前線とDFラインが分断されて産経大と比較した時に攻撃の厚みが足りない。
ただ、終始アグレッシブな姿勢でシュートで終わる攻撃も多かった。
MOM: DF 3 豊里 浩希 宮崎産業経営大学

常に声を絶やさず、味方を鼓舞して試合の雰囲気を良くした。自身も球際の攻防で負けず、良いプレーが出来ていた。





















ランキングに参加中、クリックしてくれたら嬉しいです。
スポンサーサイト